JR長岡駅からバスで約30分。新潟県長岡市の山々に囲まれた美しい地に建つ「高龍神社」は、商売繁盛の神様として名高く日本全国から参拝者の絶えない神社。パワースポットとしても注目されていて、初詣に訪れる人も多い人気のスポットです。
高龍神社は蓬平温泉地区にあり、1920年頃に建てられたもので歴史は比較的新しいですが、信仰の歴史は古く約600年ほど前に遡ります。
南朝方の名将・楠木正儀の家臣が傷を負い、山中を彷徨っていたところ、龍神が現れ霊泉の場所を教えてくれたのでそこに行くと、白い泉が湧き出ていました。そこに浸かるとすぐに傷が消えたとか・・・。この泉が蓬平温泉の源泉と言われ、この伝説が村人たちに語り継がれてきました。
村人たちはこの龍神伝説にあやかりたいと祠を建てて、護り続けてきたのが「高龍神社」です。高龍神社の主祭神は「高龍大神」。ご利益は、運気隆昌、商売繁盛、縁結び、諸願成就と言われています。
高龍神社に着いて圧倒されるのは、118段の石段。先が見えないほど急勾配。ここを上がりきったところに本殿があります。階段は狭くて急なので、あまり自信のない方は途中までエレベーターで上がれるので、そちらを利用するのがいいかもしれません。
本殿内は靴を脱いで上がることができ、本殿内でお参りが出来ます。中に入って驚くのが、壁一面の名刺の数。商売繁盛を祈願しに来る方々が多いとのことで、この風景は高龍神社独特のもの。日本の神社では簡単にお願い事をしてはいけないと言われていますが、この神社はお願い事をしてもいいそうなので叶えたい願いがあればお願いしてみてはいかがでしょうか。
高龍神社で参拝しパワーをもらった後は、伝説の源泉と言われている蓬平温泉で心身共に癒されるのがおすすめのコース。
旅行では、その土地の歴史や文化を体験するのが醍醐味。新潟県長岡市の高龍神社で、普段に無い体験や日本の歴史や文化に触れてみて下さい。