国内外で大人気漫画のひとつ、「るろうに剣心」。
1994年から1999年まで週刊少年ジャンプで連載されていた漫画で、日本国内では累計発行部数は7200万部を超え、アニメ化はもちろん、舞台化や映画化も異例の大ヒット。今もなお、人気が衰えることのない日本を代表する人気の漫画です。
「るろうに剣心」は、幕末に人斬り抜刀斎と恐れられていた緋村剣心が明治時代を舞台に活躍する物語。その物語に出てくる主要キャラクターの名前が、新潟の地名が多いことをご存知でしょうか?
「るろうに剣心」の作者、和月伸宏の出身は新潟県長岡市。幼少期に過ごした馴染みのある地をキャラクター名にするとは、作者の郷土愛がうかがえます。
●明神弥彦・・・弥彦村、弥彦神社に由来
●三条燕・・・三条市、燕市に由来
●神谷薫・・・長岡市神谷地区に由来
●関原冴・・・長岡市関原町に由来
●四乃森蒼紫・・・長岡市悠久山にある蒼紫神社に由来
●悠久山安慈・・・長岡市にある悠久山に由来
作者が新潟県長岡市出身ということもあり、長岡市の地名が多く使われていることが分かりますね。上記以外にも作中で、新潟の地に由来しているキャラクターが多数登場しています。
そして、映画では冒頭「お団子」を食べるシーンが出てきますが、このお団子も長岡に由来しているのでは・・・?との噂も。
お団子は米由来の日本で昔から親しまれてきている和菓子。土地と水が豊かで美味しい米が出来る新潟県長岡市には、1900年頃から続く老舗和菓子店「江口だんご」があります。新潟県内では有名な老舗で、長岡市内にしか店舗がなく市外から毎日多くの人が訪れる人気店。
作者ももちろん、「江口だんご」のお団子を食べて育ったはず。作者の郷土愛はここにも表れているのでは・・・?!モデルになったのではと疑いたくなる、「江口だんご 本店」の入り口の大きな三色団子。少なからず、影響があったであろうと思われます。
多くのゆかりの地がある新潟県長岡市で、「るろうに剣心」聖地巡礼の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。