新潟県長岡市には江戸時代から続く、醸造の町「摂田屋」という地区があります。今も稼働する蔵が6蔵あり、当時から残る土蔵や蔵が立ち並び、醸造文化と共に建物を見ながらの町歩きを楽しむことの出来る人気の高い町です。
その「摂田屋」の玄関口でまず迎えてくれるのが「LIS摂田屋」。1930年からここに建つ趣のある蔵で、個人で所有されていたもので当時は器や着物などを保管しておく倉庫のように使用していたとのこと。
その蔵をリノベーションし、地域の価値や暮らしを集めた店舗「LOCAL IDENTITY STORE -LIS摂田屋-」として再利用しています。1Fでは、新潟県内の地酒や醸造リキュールを中心に地元の食品や商品が並び、2Fでは地元作家さんによる作品展示販売や雑が揃い、新潟らしいものを集めた空間になっています。
そのLIS摂田屋で話題となっているのが、1Fで体験購入が出来る「酒みくじ」。おみくじは日本で親しまれてきた運勢を占う籤。通常は神社などで引いて楽しむものですが、ここ体験する「酒みくじ」はガチャを回しておみくじを引き、おみくじ内に書かれている番号と同じ番号の新潟地酒とぐい呑みを持って帰ることが出来る、ちょっと面白い「御神酒ガチャ」。
新潟の地酒が入っているのは徳利の形をした100mlのパック。新潟県内の酒蔵40蔵以上との提携があり、それぞれの蔵の日本酒がランダムに詰められています。どこの酒蔵のお酒が当たるかはお楽しみ。パックの裏にあるQRコードを読み込むまでは何の銘柄か分からない仕組みになっています。
ぐい呑みの種類も様々。昭和時代の古いものから、オリジナルのグラスや木升、世界的に有名なお隣燕三条市の金物のぐい呑みが当たる可能性も!?おみくじはお酒に纏わる言葉で書かれていて、おみくじまでもお酒を楽しむ1つとなっています。
2023年12月よりスタートしたこちらの「酒みくじ」。連日楽しんで帰る方が多く、多い時は来店した半分以上の方々が楽しんで行くほど、人気が急上昇中。お土産としても好評で、コンパクトで重くないので持ち帰りやすいと、お友達の分もと回していく方もいらっしゃいます。
日本に旅行の際は、この「酒みくじ」を目指して新潟県長岡市へ訪れてみるのはいかがでしょうか。土壌や水が豊富な為、美味しいお米やお酒を堪能できる場所としても人気のある町。日本食を楽しむなら是非新潟県へ。